修理事例
マジェスティ250(SG20J)リヤデスクキャリパー分解掃除
先日リヤタイヤ交換したマジェスティ250が、交換後ブレーキレバーの遊びが増えたと再入院となってしまった。
ゴメンナサイ🙇
それで今回思いきって分解することにした。このタイプのキャリパーの分解は初めての経験で、バラしてみて構造が理解できた。通常のデスクキャリパーはピストンを押し込めばキャリパーの中に入り込むのであるが、このタイプはピストンを回転させながらでないとピストンが入り込んでくれない。
これはオイルデスクとワイヤー式のパーキングブレーキを一体化したために開発されたもので、これを考案した人に拍手を送りたい。
キャリパー本体の中心に溝が切ってある突起が出ていて、パーキングレバーを作動させたとき回転することにより、ピストンの裏側の中心に切ってある溝にはまっていて、ピストンを押してブレーキが効いた状態となる。
ピストンに傷があったのでピストンとシールを交換することにした。
ただ今回のブレーキレバーの遊びが増えた直接の原因はここではなく、キャリパー本体をパッドの減りとともに横に移動させるガイドピン2本が錆びていて、キャリパーが移動できなかったためであった。
そのためにパッドの残厚が左右で大きく違い片方が6㎜あるのにもう一方は3.5㎜であった。
ガイドピンの錆を取り除きグリスを塗って組み付けて今回の修理は完了となった。