修理事例

長期未使用CB400SFの再生

ナンバーを返納して長く乗っていなかったCB400SFのエンジンをかけようとしたらオーバーフローしたガソリンがエアクリーナーケースから垂れてきたと言って持ち込まれました。もちろんエンジンは始動しません。
先ずはキャブレターのオーバーホールから始めました。
年式が1992年と古いためキャブレターインシュレーターが硬化しているため、キャブレターを外すまで大変だった。
ばらしてみたらキャブレターは思っていたよりきれいで、3番シリンダーのメインジェットだけに腐食がみられたが、メインジェットおよびスロージェットを外して掃除した。オーバーフローの原因となるフロートバルブ部分は特に念入りに掃除した。

硬化したキャブレターインシュレーターを交換してキャブレターを組み付けた。

念の為にエンジンオイルを確認したら、オーバーフローしたガソリンがシリンダー内にも流れ込んで溢れていた。抜いたら3リッターくらいのエンジンオイルが5リッターほどに増えていた。

オイルフィルターとともにエンジンオイル交換して、エンジン始動したらアイドリングも吹け上がりも良好となった。

ただ数回始動を繰り返したら、セルモーターは回るのだが空回りしてエンジン始動不能となった。

次は始動系統の修理となる。

『修理事例』記事一覧