修理事例
スズキ ウルフ90 愛着のある乗り心地を味わった
今日は半世紀以上も前のバイク『スズキ ウルフ90』の修理で、しばらく乗っていなかったらエンジンがかからないということで持ち込まれた。
プラグを外して火花を見たら火花は確認できた。次はキャブレターのドレンからキャブレターに残っていたガソリンを抜く。
ガソリンタンクに新しいガソリンを補充して燃料コックをPRIの位置にしてキャブレターにガソリンを送り数回キックしたらエンジンは目覚めてくれた。
現在では作ることがないであろう90㏄2気筒のエンジンは、2サイクルであることも手伝って吹き上がりいたって滑らかである。
試乗して久しぶりに2サイクル2気筒エンジンを味わうことができた。
さすがに50年以上のバイクだけあってエンジン性能も乗り心地悪いが、それがかえって完璧すぎる現代のバイクよりも新鮮に感じられた。
この当時には珍しい負圧コックを採用しているが、エンジン止まっていてコックに負圧が作用しなくてもガソリンが下りてくる。
それでコックとキャブレターの間にON、OFFのコックを追加した。