修理事例
ヤマハ除雪機YT660 シュートが動かない
9年ほど前に販売したヤマハ除雪機YT660
シュートが動かないので修理して欲しいの電話が入ったのでさっそく行ってみた。
スイッチをONにしてもLEDライトが点かない。始動を試みるがセルモーターは回らない。バッテリーはまだ新しい。
スターターリレーのわきに付いている20Aのヒューズを確認したら切れていた。これでは
LEDライトもセルモータも回るはずがない。予備のヒューズを入れ替えてスイッチをONしたらLEDライトが点灯した。
スイッチをONにしてさらに右にひねったらセルモーターも作動してエンジンもかかった。
でもなんでヒューズが切れたか?
シュートが動かない→シュートスイッチ不良あるいはシュートモーターがいかれた?
ショートしてヒューズが切れると悪いので、スイッチをOFFのままシュートスイッチを左右に動かしてみた。どうも動きが悪い?外してバラしてみた。
中央のスプリングにかぶせてある2個のプラスチックの一つが割れていた。
この部品はパーツリストにないので、シュートスイッチアセンブリでの交換となりさっそく注文した。
入荷したスイッチに交換して修理完了となった。
シュータモーターはシュートスイッチから電流を流して駆動させる。左回転、右回転は電流の流れる方向を切り替えて行う。
今回の故障は繰り返し使用したシュートスイッチ内のスプリングにかぶせた小さなプラスチックが割れて、ショートしてヒューズが切れたものと思われます。