修理事例
絶滅危惧種 スズキRG185
今回は非常に珍しいバイクの修理で、旧いのでポイント点火ではあるのだが
さらにセルダイと言ってセルモーターと発電機が一体となっている仕様のスズキRG185である。私の長い修理経験の中でこのセルダイを使ったバイクは、今は無きヤマハの実用車2サイクルメイト50のセル付きのみであった。
この修理車が入ってこの方式を使っているバイクが他にもあったことを初めて知った。
エンジン不調なので診てくれとの依頼で入ったのだが、ついでに全体の点検をお願いされた。
それでポイントのすり合わせをして、ポイントの間隙調整および点火時期調整をおこなった。
ついでにカーボンブラシを見たら使用限界線4本のうち3本が越えていたので、4本を新品に交換することにした。
この部品はユーザーがやっと見つけてきたものだが、以前よりだいぶ値段が上がったらしい。
他にチェーンの遊び調整をして修理完了となった。