わが愛する
バイクとともに
九州に向けて3700㌔ロングツーリング 前編
10月5日(土)朝5時過ぎ九州に向けて三条燕ICより高速に乗り今回のツーリングの始まりだ。大積PAで今回のツーリングの同行者と合流。途中休み休み今日の宿を予約した広島三原市の三原久井ICを目指してひた走る。815キロ走って今夜の宿AZホテルに到着。
翌日6日(日)は今日まで有効の二輪車定率割引を申し込んであるので、一気に鹿児島県指宿市に向かって出発。
いよいよ九州上陸、こちらは山口県下関市の壇之浦むこうは福岡県北九州市門司。
あとはきょう予約した指宿市の湯の里ユースホステルを目指す。夕方宿に到着。今日の走行距離は683キロでした。
今夜はユースペアレントお薦めの芋焼酎でカンパ~イ
地元でも抽選あるいは抱き合わせでしか手に入らないらしい。
ただ最初はビールでスタートしたかったのだが、ビールは置いていないと言われて
ガッカリ😞
7日(月)きょうは今回のツーリングで一番行ってみたかった『知覧特攻平和会館』に向けて出発。途中景勝地長崎鼻と大ウナギで有名?な池田湖を見学
後方の山は開聞岳です。
ここまでは暑くてTシャツ走行でしたが、ここから知覧に向けて走り始めて高度が上昇するにつれて雨がポツリポツリ、途中雨宿りするような所もなく木のしたで雨具を着て走り始めたら土砂降りの雨。そしたら私の愛車SRX600がエンスト。今回の旅もここで終わり?と覚悟してたら雨も小降りとなって再始動を試みたらエンジンがかかった。そして走り始めたが、エンジンはまだ完調ではない。だましだましの走行が続く。
しかしエンジン不調に気を取られていたら、道を間違いていて進む方向を見失って地元の人に道を訊ねることとなった。このへんは知覧茶で有名な地域で茶畑が連なっていた。
道を間違えてしまって時間はかかったがようやく目的地の『知覧特攻平和会館』に到着。
出撃の命を受けた二十歳前後の青年たちはこの暗い兵舎で、何を思い飛び立って行ったのだろうか
他にも展示物はたくさんあったが、たとえば隊員の白黒写真や最後に家族に宛てた手紙など、撮影禁止であった。
じっくり観たら半日以上かかるだろうが、次の予定があるので2時間程度で会館を後にした。本来の計画だとここから指宿に戻り、そこからカーフェリーで桜島に至り都井岬を訪れて北上するつもりでしたが、ユースの人にそれは無理だと諭された。
指宿スカイラインに至りそのまま九州自動車道に入りえびのJCTから宮崎自動車道へ
宮崎IC手前の清武JCTで東九州自動車道に乗り換え、今日の宿泊地の延岡を目指す。
ようやく延岡に到着してホットしてICを降りようとカーブに差し掛かったら突然ガチャガチャとバイクから異音が出て、エンジンは回っているが進まなくなった。その頃雨はひどくなるしどうしたらいいか戸惑いながら原因を探っていたら、チェーンが高速道路の連続走行で伸びてしまい傾けた拍子にリヤのスプロケから外れてしまったのだ。よく見たらスプロケットもかなり減っていた。チェーンはスイングアームとホイルの間に食い込んで引っ張ったぐらいで外れない。車載工具と持参した工具でリヤシャフトのナットを緩めたら、ようやくチェーンが解放されてリヤスプロケットに戻すことができた。チェーンを強めに張りようやく再出発することができた。
日も沈み暗い中雨も止まず携帯のナビをインカムで聞きながら今夜の予約してあったAZホテルにやっとのことで無事到着できた。 今日の走行距離は346キロでした。
このAZホテルは九州や中国地方にあるビジネスホテルで、基本は朝食付きで4800円を基本としていて、うちらのような節約旅行にはもってこいである。延岡のAZホテルは2段ベッドの部屋で一人3800円と格安であった。
翌日10月8日(火)今日は久しぶりに高速ではない道オンリーで、九州の景勝地高千穂峡を目指して快調に飛ばす。有名な場所だけに案内もしっかりしていて迷うことなく辿り着けた。メインストリートから警備員の誘導で、細い道を下っていくとそこにはポスターに出てくる名場面が待っていた。今はオフシーズンなのでここまでバイクで下りてこれるが混雑したら上で止められて、歩いてここまで来るのかもしれない?
このあと阿蘇に行ったがあいにくガスがかかっていて何も見えずガッカリだった。
でも先回来た時は晴れていて有名な草千里や阿蘇の雄大な景色もみていたのでまあいいか?
阿蘇を下って今夜の宿、別府駅前のAZホテルを目指した。
最初は湯煙があちこちから沸き立つ鉄輪温泉(かんなわおんせん)にあるユースホステルに泊まりたかったのだが、平日なのに満員で予約が取れず、またまたAZホテルに厄介になることとなった。
きょうはこの旅で初めて明るいうちに宿に到着できた。
今日の走行距離は短く207キロだった。
AZホテルは他の所はだいたいが郊外で外に出ても何もないのでホテル内で飲み食いだったが、ここは駅前だけあって近くに居酒屋があってこれまた初めての外呑みとなった。
翌日10月9日(水)別府港からカーフェリーで愛媛県の八幡浜港に向かい九州にお別れとなる。