わが愛する
バイクとともに

九州に向けて3700㌔ロングツーリング 後編

10月9日(水) 別府港を9時45分出航のカーフェリーに乗り愛媛県の八幡浜港に12時30分に到着。海岸線を走り松山市を目指す。今日は快晴で走っていても気持ちよい。
途中にあったラーメン店で遅い昼飯休憩。
時間があれば松山の新装なった道後温泉によってゆっくりしたかったところだが先を急ぐので通過するだけで、しまなみ海道のスタート地点である今治市を目指す。
今治市よりしまなみ海道に上がり大島、次に伯方島そして宿を予約した大三島で下りる。
しまなみ海道は歩道もありそこを原付や自転車でも走れる。本線をバイクで走っていると左側の歩道を自転車で走っている人たちと近距離で目が合う。その多くが外人さんであった。いつか私もここを自転車で走ってみたいもんだ。
大三島で下りて道の駅で休んでいると海の上に虹が出ていたので、急いでシャッターを切る。

写真では虹がよくわからないが、うっすらとカーブしてる線がそうである。

 

 

 

 

 

 

写真撮影でもたもたしてたら雨が降り始め
本降りとなってしまった。
しばらく休んで小降りになったら雨具を着て近くにある予約したホテルWAKKAに直行した。

 

ホテルWAKKAは普通の宿泊施設とちがいサイクリストに対応した施設でレンタサイクル、電動アシストも含めて20台くらいのカッコいい自転車が並んでいた。修理スペースもあり工具も貸してくれる。
車の駐車場バイクの駐車場はあるのだが屋根がないのでスタッフが、レンタサイクルを寄せてうちら2台分のスペースを確保してくれた。その気持ちがうれしかった。
広い敷地に建物が点々としており、料金によって選べる。うちらはドミトリーと言って一室4人泊まれる部屋で、二人貸し切りで予約した。部屋には風呂もトイレもなく部屋から出なければならない。料金の高い部屋はバストイレ付なのだが、他はトイレは部屋の外で風呂はなくシャワーのみである。朝食付きで8000円でこの環境で泊まれるのだから安いもんだ。
敷地内にはカフェが併設されていて、そこでは海を眺めながら地ビールを飲んだりソファーに座って贅沢な時間を過ごすことができた。

左の写真の白いドームはグランピングで右のうちらのドミトリーとは段違いの豪華さ!

 

 

 

 

 

 

中庭の植物も温暖なせいか新潟とは全然違う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日を浴びながらカフェのテラスで朝食

なんと贅沢な時間だったことか

またいつか訪ねたい場所となった

 

 

翌日はしまなみ海道を走りきり、山陽自動車道に乗り換え広島を超えて途中で下りて萩市に向かった。

萩市で吉田松陰の松下村塾を訊ねた

 

 

 

 

 

まだ時間があったのでカルスト台地を走りに行く。雄大な景色を想像したのだが、阿蘇の景色に比較したらそれほどでなかった。その後今日の宿である萩ユースホステルへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月11日(金) 萩のユースを後にして旅も後半新潟に向かえばいいことなのに、同行者が以前来た時に地元のライダーに絶対に行くべきだと紹介された山口県の角島大橋に行くことになった。新潟とは逆方向におよそ往復100キロの寄り道だったが、そこには今回のツーリングで一番の風景が広がっていた。
沖に浮かぶ角島と本州を結ぶ1780メートルの橋で、景色の良さでテレビCMやロケ地としてたびたび登場しているらしいが、それが納得できる素晴らしいシーンが待ち受けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い砂浜 青い海 青い空

橋もまっすぐではなく途中で心地よいカーブ

島に向かって走っていると自分がその風景の中に溶け込んでいく感じがする

 

 

本当に来てよかった。 あとは新潟に向けて走るだけで、今夜の宿鳥取市内のアパホテルに向けてひた走る。

 

10月12日(土) ただひたすら高速を新潟目指して走り続け暗くなってから無事燕に到着し3700キロのツーリングは終了となった。

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